cosmos障害者差別禁止法(2016年4月1日施行)では、共生社会を実現するため、障害のある人に「合理的配慮」を行うことを事業者に求めています。関わり合う機会は、お互いが理解し合うきっかけとなります。

アワシャーレではこれまでにも、対面形式のバリアフリーチェックや、動画の字幕付与など工夫しておりましたが、オンライン研修でも対応を始めております。

先日の研修では視覚障害のある参加者から事前にご連絡をいただき、情報保障に関する合理的配慮のため率直なヒアリングを重ね、次の3通りをご提案しました。

 1.全ての資料に解説を追加して書き入れる方法
 2.前日までに資料を送付して後日個別に質問対応する方法
 3.個別にクラスを開催する方法

参加者の安心環境と情報保障の観点、および弊社が重すぎない負担で提供できる方法を検討した結果、個別にクラスを開催することになりました。研修中も参加者と講師が適宜コミュニケーションをとりながら、安全に学ぶ環境を提供できました。

合理的配慮の事例が公開されることが少ないうえ、個人によって異なりますので、どこまでの配慮が必要か悩まれるケースもあることでしょう。
参考情報が必要な場合は弊社へお問合せください。

【参加者コメント】

<視覚障害により合理的配慮のご要望をいただいた方>

”私はスクリーンリーダソフトでPCを使用しています。
セミナー中は資料内のグラフや写真を丁寧にご説明いただき、大変わかりやすかったです。
また、講師の方と適宜コミュニケーションをとりながら進んだため、終始安心して受講することができました。
有意義なセミナーをご提供いただき感謝しています。”

<合理的配慮のクラスに参加された方>

”今回のスクールの内容は今後業務を遂行する上で非常に有意義なものとなりました。
当初事前に頂いたPPTファイルにおける画像貼り付けデーターは読み取れなかったものもあった様でしたが、当日資料の内容を言葉で伝えて頂くことで一層理解が出来たものと思います。”